体調不良で北に渡れなかったオオハクチョウが収容された。検査の結果、重度の鉛中毒症に陥っていた。水鳥猟用の鉛散弾か、釣りオモリを飲み込んだ可能性が高い。神経症状から発する奇声を聞くと、環境中への鉛の放出を一刻でも早く止めるべきだと強く思う。 twitter.com/raptor_biomed/…
― 猛禽類医学研究所 齊藤慶輔さん (@raptor_biomed) 6月 25, 2012
鉛中毒のオオハクチョウ。X線検査の結果、胃の中に鉛散弾があることが判明。水鳥は消化を助けるために小石を飲み込み胃に蓄えることから、水辺に残されたカモ猟用の散弾を誤食したのだ。以前鉛散弾で撃たれたらしく、腰に弾丸が残っていた。傷病野生動物を通して見え隠れする人間の悪行に嫌気がさす。
― 猛禽類医学研究所 齊藤慶輔さん (@raptor_biomed) 6月 26, 2012
美しい星座の写真ではありません! ハクチョウの胃から摘出した砂利のレントゲン写真です。鉛の散弾が真っ白な丸い粒として点々と写っています。日本では鉛散弾は場所や地域を限定した規制しか行われていません。渡り鳥にとっては全く不十分な対応策です。 twitter.com/raptor_biomed/…
― 猛禽類医学研究所 齊藤慶輔さん (@raptor_biomed) 6月 27, 2012